バイクの調子が悪い重要な原因にキャブレターの不具合があります。
キャブレターの調子が悪い場合左記のような症状があります。
ほとんどの症状は『一般的なキャブレーターオーバーホール』とされる、
下の写真のように4気筒全てを分解し、キャブレター内部に張り巡らされた、全ての混合気やエアーの通り道の汚れや不純物を完全に取り除き、劣化した部品等(主にメインジェットやスロージェット)を交換することにより改善されます。
CBXを含む旧車乗りなら、一度は分解をして中身を見たり、自らO/Hにチャレンジしたことがあるという方も少なくは無いと思います。
オートバイを動かす部品の中でキャブレターは特に精密な部品です。
機能部品の中では比較的に身近?ともいえるキャブレターですが、実はそれに含まれるあらゆる部分・部品は、当然ともいえますが余すところ無く、
しかも1/1000mm単位の精度で、仕事(機能)しています。
少し具体的に触れますと、メインジェットやスロージェット、キャブボディ本体のありとあらゆる穴の直径。ジェットニードルや、パイロットスクリューのテーパーの角度にいたるまで、全てが1/1000mm単位の精度で作られています。
ゆえに、比較的ユーザー間でも一般的に行われている、O/H(分解+清掃作業)も様々な注意が必要とされます。
特にCBXに乗られている方は、ご自身あるいは、知人、業者さんなどで、一度はキャブO/Hを経験されていると思いますが、上記のような症状が改善されなかったという経験があるのではないでしょうか?
前述の通り、非常に精密な設計によって作られているキャブレターなのでほんのわずかでも不純物が残されると不調の原因となりオーバーホールされたとは言えません。ですが、
『一般的なキャブレーターオーバーホール』を完璧に施しても、 解決できない問題がありました。
CBX400Fというバイクの性格上、 開発メーカーの想定をはるかに上回るスロットルの開閉があるため、 キャブレター内部のスロットルバルブの磨耗や,キャブレター本体の損耗が激しい個体が非常に多く見られます。
スロットルバルブはメーカーからパーツとして供給がないため、バルブ自体の取付け調整や、部品取り等によって対応をせざるをえませんでしたが、そういった対応も完璧でないものも多く、また、部品取りにも限界に近いというのが現状でした。
■スロットルバルブ新品 | ■スロットルバルブ磨耗 | ■スロットルバルブ新品 (側面) |
■スロットルバルブ磨耗 (側面1) |
■スロットルバルブ磨耗 (側面2) |
そういった状況を打破するために、スロットルバルブの開発・製作を行い、雑誌・広告等でもご紹介したところスロットルバルブの交換を含むキャブレターオーバーホールはたくさんのお客様からご好評を頂きました。
それと同時にたくさんのユーザー様や業者様からスロットルバルブの販売に関してのお問い合わせも頂きましたが、製作段階で幾度となくテストを重ねた結果、下記の画像でもお判りいただけるようにボディの磨耗に個体差がかなりあり、純正サイズのスロットルバルブのみでは対応しきれないことが判明したため、スロットルバルブ単品での販売はお断りさせていただいております。
ちなみに様々な個体差に対応するために、用意されたバタフライは40種類近くにのぼります。
当社でオーバーホールされたキャブレターは、エンジン始動テスト(キャブ単体持込の際はエンジン始動テストは行いません)及び、専用測定器による数値的な管理を行っておりますので、 『一般的なキャブレーターオーバーホール』を超えた完調な状態を体験していただけるかと思います。
※ただしエンジンが不調な場合や、電気系統などキャブレター以外に不調がある場合、はその限りではありません 。
※測定器はお見せすることができません
■キャブレターオーバーホール メインジェットスロージェット新品交換(ケイヒン製) Oリング・フロートパッキン新品交換(強化タイプ) スロットルバルブ交換作業 | 88,000円(税込) |
以下の部品につきましては交換の必要・またはご要望があれば 別途、部品代金が必要です。 ■フロートバルブ 1,650円/1本(税込) ■パイロットスクリューセット 1,980円/1本(税込) ■チョークバルブセットⅠ型 4,400円/1本(税込) |
不明な点があればお電話でお問い合わせください
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